「Captain Fingers」を聴く
2023-05-28


 リー・リトナーのソロ2作めのアルバム、「Captain Fingers」を聴く。

 先日、最近見つけた中古レコード店で見つけたアナログ盤。帯がボロボロになっていたおかげで格安で購入できた。店員さんが心配そうに声をかけてくれたが、なに、板さえちゃんとしていれば問題なし。帯はなくても構わない。

 A面にかなりのプチプチノイズ。中古LPにはありがち。B面はうってかわってきれいな再生なので、A面は3回再生。3回目は45回転で。プチプチノイズの正体は音溝にこびりついている汚れなので、手っ取り早く軽減するには再生するのが一番。昔、LPが現役だった頃は新品の最初の演奏はノイズが多いので、録音するなら2回めの再生がベストだったが、あれも剥離剤が音溝にへばりついていてノイズを発生させていたから。試しにプチプチノイズの出るアナログ盤を再生したあとの(もちろん片面)レコード針のスタイラスにはガッチリゴミがついていることが多い。

 演奏は申し分ない。さすが名盤と言われるだけのことはある。ギタープレイの爽快さ、かっこよさったらない。フュージョンと後に呼ばれ、低い評価がくだされるようになるジャンルだが、その初期であるこの作品にはそんな低評価は当てはまらない。というより、今のジャズはフュージョンも通り越して様々なジャンルの混交音楽になっている。「All that jazz」とは「あれもこれも」の意味だが、文字通りそんなジャンルになっている。フュージョンというジャンルは廃れたのではなく、それ自体がJazzになっていて、もはや名前をつける意味が亡くなっているのだろうと思う。

 アナログを聴く儀式、そして片面が30分未満という物理制限も丁度いい。ゆったり座って菊には最適だ。
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